不動産会社のためのWEBマーケティング用語集50選

2019年7月12日

目次

会社の広告や、ポータルサイトの運用をされているご担当者様に向けた「 WEBマーケティング用語集 50選 」

是非この機会に用語を理解して頂き、広告や各種ポータルの運用にお役立て頂ければと思います!

1.SEO(サーチ エンジン オプティマイゼーション)

「検索エンジン」最適化の略称。特定のキーワードを検索エンジンで調べた際に、検索結果上位に表示されるようにする手法。検索エンジンのアルゴリズムを推定し対策を打つ。HPや運用サイトからのユーザー流入をさせるにはSEO対策が必須となる。

2.オーガニック検索

広告を含まない検索結果、その表示。その順位は前述のとおり、検索エンジンが決めています。

3.ビッグキーワード

検索されるキーワードの中でも、広義の意味を持つ言葉。検索回数は多いが、競合のサイトが多い為、順位を上げるのが難しくなります。
大 不動産 > 不動産売買 > 石垣島 不動産売買 小

4.スモールキーワード

検索されるキーワードの中でも、広義の意味を持つ言葉。ビッグキーワードほどの検索数はありませんが、明確な意思を持つユーザーの目にとまる可能性があります。「足立区 不動産仲介」「盛岡市 不動産買取」「住み替え 買い替え 高松市」など。

5.PV(ページ ビュー)

HP、運用サイト内にあるページを開かれた回数のこと。サイト内のページを1ページ開かれると1PVと数えます。HPや運用サイトがどの程度見られているかを計測する際に用いる言葉です。

6.UU(ユニーク ユーザー)

特定の期間内にHPやサイトに訪れたユーザーのこと。前述のPVとは異なり、特定の期間内であれば同じユーザーが何度サイトに訪れても1UUとなります。

7.セッション

HPやサイトに訪れたユーザーの一連の動き、行動のこと。サイト訪問⇒閲覧⇒回遊⇒ブラウザを閉じる、までが基本的な1セッションの流れとなりますが、ブラウザが開いたままであったり、時間がある程度経過した場合は別のセッションとして扱われます。

8.CV(コンバージョン)

HPやサイトの運用での特定の成果をこと。CVの内容は目的により異なります。HP運用から「新築分譲マンションの資料請求」や「賃貸物件のお申込」など、複数のポイントがある場合もあります。

9.CVR(コンバージョン レート)

HPやサイトに訪問されたユーザーのうち、CVに至った割合を示す言葉。
「CV数 ÷ クリック数」で算出できます。数値が高いほど、CVを効率よく獲得していることになります。

10.CPA(コスト パー アクイジション)

CVを1件獲得するのにかかる費用のこと。
「広告費 ÷ CV数」で算出できます。「新築分譲マンションの資料請求」を目的でHPに月10万円を投下し資料請求が2件であれば「CPAは5万円」ということになります。

11.インプレッション

広告の露出回数を示す言葉です。
HP、WEBサイトにユーザーが訪問し、1回広告が表示されると1インプレッションとなります。

12.CTR(クリック スルー レート)

表示されたインターネット広告のクリック率を示す言葉。「クリック数 ÷ インプレッション数」で算出できます。

13.CPC(コスト パー クリック)

クリックの単価をあらわす言葉。インターネット広告の効果測定をする際に用います。
「広告費(コスト) ÷ クリック数」で算出できます。

14.トラフィック

ネット上を往来するデータ量のこと。PVに近い概念になります。ユーザーがHPで10ページを移動すれば10ページ分のトラフィックが発生しています。トラフィックの多いサイトはユーザーの回遊性が高く、直帰率が低いサイトといえます。

15.ROI(リターン オン インベストメント)

投下した広告費(コスト)に対してどのくらいの利益がでたのかを示す指標です。
「利益 ÷ コスト」で算出します。
150万円の広告費コストで1,000万円の利益が出た場合は1,000万÷150万×100=666.6 となり、ROI:666.6%と表現します。

16.KPI(キー パフォーマンス インジケータ)

「key performance indicator」の略称。企業の主要業績評価指数を指す言葉です。事業目標を達成するためには、達成のために必要なプロセスを具体化・可視化する必要があります。例えば、『売上を30%伸ばしたい』のであれば単純にHPへの訪問者を30%増やすためネット広告を増やしたり、受注成績を伸ばすため営業マンの電話営業数を30%上げる、などが考えられます。行動目標が明確化することで組織の方向性が定められるのです。

17.KGI(キー ゴール インジケータ)

重要目標達成指標のこと。前述の通り、プロセスを見る指標がKPIでした。KGIはプロセスではなく、結果を見る指標です。『売上を30%伸ばす』という最終の主要業績目標が、KGIとなるのです。

18.アクセス解析

WEBサイト、HPに訪問したユーザーの動きを詳細に分析し、改善施策を求める手法です。前述のPV数・UU数や、どのような導線でサイトへ流入しているかを分析することで、ユーザーがなぜCVしないのか、なぜ離脱するのかが理解できます。

19.離脱率

WEBサイト、HPの個々のページに訪れたユーザーがどの程度の割合で離脱しているかを示す言葉です。

20.直帰率

WEBサイト、HPを訪れたユーザーがCVに至らずにページから離脱する割合を示す言葉です。

21.SMM(ソーシャル メディア マーケティング)

Twittre、Facebookなどのソーシャルメディアを使ったマーケティング手法。広告配信などを主に行います。

22.リスティング広告

検索エンジンで特定キーワードが検索されたときに、検索結果に連動して表示する広告。「土地査定」「マンション売却」などキーワードごとに広告出講ができます。検索連動型広告とも言います。

23.ディスプレイ広告

検索結果に依存せず、ユーザーが閲覧中のページに表示させる広告です。多くの人間に広告を周知させることが可能です。

24.アフィリエイト広告

成果報酬型広告の一種。HP、ブログなどにリンクを掲載してもらい、そのリンク経由でCVになればHP、ブログの運営者に報酬を支払います。

25.リワード広告

ユーザーが「WEB上のある媒体」で広告をクリックし、リンク先のWEB上で特定の成果が発生すると広告主から媒体側に報酬が支払われます。「WEB上のある媒体」ではユーザーに媒体内で使用できる特典やポイントを付与していますのでインセンティブが発生し、クリックされ易くなります。

26.テキスト広告

画像を使わない文字(テキスト)だけの広告形態。テキストにリンクが挿入されているため、場所を選ばずに掲載できます。

27.アドネットワーク

複数のWEBサイト、ブログ、ソーシャルメディアを集めた広告配信ネットワークのこと。それらの媒体にまとめて広告を出稿する仕組み。

28.アドネットワーク広告

前述のアドネットワークを利用して出稿した広告のこと。「複数媒体」を「ひとつの媒体」として広告出稿ができるためより多くのトラフィックが見込め、「不動産関連」など、指定したカテゴリに広告を出稿することも可能です。

29.アドエクスチェンジ

複数のアドネットワークが持つ媒体の広告掲載枠を交換できる仕組み。アドネットワークの登場後すぐにうまれ、各媒体やアドネットワークごとに異なっていた広告のサイズ、容量、フォーマット、課金形態が統一されました。広告主は株式市場のように公平性が担保された中で広告枠を取引できようになりました。

30.LP(ランディング ページ)

縦長のレイアウト1枚のWEBページ。ユーザーに行動を起こしてもらうページ。企業の問い合わせページなど。

31.LPO(ランディング ページ オプティマイゼーション)

LPの持つ目的を最適化すること。入力フォーム、各種ボタンデザインのABテストなどがあります。

32.EFO(エントリー ページ オプティマイゼーション)

入力フォームに項目が多すぎるとユーザーは離脱してしまいます。どのサイトの入力フォームにも「連絡先電話番号」は必ずありますが固定電話を必須にしてしまうことで、離脱に繋がる場合もあります。手間を減らし、時代にあった改善と最適化をすることを指します。

33.パレートの法則

イタリアの経済学者・社会学者ヴィルフレド・パレートが1986年に提唱した経済現象法則で、20対80の法則ともいわれる。「売れ筋上位20%の商品が全売上の80%を占める」「取引高上位20%の顧客が全売上の80%を占める」などの言葉は、有名でしょう。均等に商品や顧客にリソースを割くのではなく、売上上位に集中してリソースを投下した方が効率が良い、とするもの。

34.ロングテール

前述の「パレートの法則」とは反対に、ほとんど売れない商品がその全売上合計では売れ筋商品の売上を上回るという現象のこと。インターネットでは、はじめの仕組みさえ構築してしまえば、コミュニケーションコストは限りなくゼロに近づきますので、売れ筋になり得ない商品も膨大な種類を取り揃えることで、結果的に売れ筋商品の売上を超えられるというものです。

35.ロングテールSEO

前述の概念に基づき、特定のキーワードだけでの上位表示を目指すのではなく関連する様々なキーワードで検索上位を目指すSEO施策です。より幅広くユーザーを獲得しようとするために行います。

36.CRM(カスタマー リレーションシップ マネジメント)

「顧客関係管理」のこと。顧客との間に信頼関係を構築し、顧客をリピーターへ成長させる企業活動。過去に査定依頼を受けたユーザーに、「再査定のご案内」や「エリア売却事例」をDMなどで通達するのもひとつのCRMとなります。

37.コンテンツマーケティング

ユーザーや見込客へ魅力あるコンテンツを作成し、発信する事でニーズの開拓や購買意欲の成長を促すマーケティング手法のこと。長期に視点に立ち、顧客獲得を目指します。作成したコンテンツは会社の資産にもなります。

38.オウンドメディア

企業が自社で所有するメディア全般、その総称。不動産会社様でいえば、自社のHP・自社のSNS・ブログに加え、広義的には情報発信チラシ全般がこれにあたります。

39.リーチ

広告がユーザーに到達している率、割合を示す指標。看板広告などのオフライン広告でも使用される言葉です。インターネット広告では前述の「UU」がメインで使用されます。

40.フリークエンシー

一定期間内にユーザーが特定の広告に接触した回数を示す言葉。「リーチ」に似ていますが、到達率を示すリーチに対し、フリークエンシーはその回数(接触の深さ)を示しています。

41.最低有効フリークエンシー

広告のターゲットとしているユーザーに、広告の内容を覚えてもらうための必要最低限のフリークエンシーのことを言います。「足立区の不動産会社」と広告で表示し、ユーザーがそれを覚えるまでに6回の表示を必要とするのであれば、最低有効フリークエンシーは6回である、とすることができます。

42.Cookie(クッキー)

WEBサイト側が指定したデータをサイト訪問者のPCなどに一時的に保存させる仕組みのこと。利用者の識別、属性や、最後にサイトに訪問した日時を記録しておける。

43.トラッキング

ユーザーのWEB上での行動やアクションを追跡し、データ収集すること。特定のサイトに訪問したのち、関連する広告がたくさん出てくる・・・という経験をした方も多いと思います。

44.ブランディング

企業やサービス・商品のイメージ向上、信頼度向上を目的としたマーケティング戦略。

45.UI(ユーザー インターフェース)

ユーザーと製品・サービスとの接触面を指す言葉です。HPの場合、サイトのデザインやフォントなどユーザーの「見る・触れる箇所に使用する部分」はUIとみなすことができます。

46.UX(ユーザー エクスペリエンス)

エクスペリエンスとは、体験・経験を意味する言葉です。UXは「サービス・製品・商品を通じて得られる体験」を指しています。不動産会社様でいえば、営業マンの印象が良い・早い対応だった、説明がわかり易いなどの部分もUXになります。

47.ペルソナ

自社のサービスを提供する重要なユーザーモデルのこと。不動産業界では、「家を買う人・売る人・貸す人」の年齢・性別・家族構成・収入などを想定しつくる。ペルソナが求める販促や営業活動を行うことが重要になる。その人格を想定することで優れたサービス・商品の開発や提供に結びつける。

48.ハロー効果

人間がサービスや商品、人物を評価するときにプラスやマイナスの要因があるとそのほかの評価要因にもプラスやマイナスの評価を与えてしまう心理効果のこと。

49.ベネフィット

顧客が商品・サービスを購入することで獲得出来る有形・無形の利益のこと。駅前の高級住宅を購入する方は住宅の使い勝手ではなく「通勤時間の短縮」や「ステータス」が欲しくて購入しているかも知れない。ユーザーのベネフィットを理解して他者との差別化を測る必要があります。

50.デマンドジェネレーション

「営業機会の創出」を意味する言葉。セミナーや、WEBサイト、DM、テレマーケティング、不動産ポータルサイトを通じて、見込客リストを営業部門へ引き渡す活動の総称。

最後に

不動産会社様向け、WEBマーケティング用語50選をご紹介致しました。企業のWEB・広告のご担当者様はこの機会に用語を覚えて頂ければ幸いです。

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